豪栄道は単独トップの貴景勝を引きずり下ろし、優勝圏内の1差に詰め寄った。

相手の低い立ち合いに冷静に対応し、上手投げで仕留めた。3敗が4人、4敗が5人。13日目を終えて1差に9人は、98年夏場所(3敗3人、4敗6人。優勝は3代目若乃花)以来、21年ぶりという混戦を演出した。貴景勝に3連勝、通算8勝3敗とした埼玉栄高の先輩は「相手はいつもと立ち合いが違った。最後まで集中してやるだけ」と、静かに燃えていた。