隠岐の海は島根県出身としての初優勝はならなかった。

立ち合いで遅れると、貴景勝の押しに防戦一方。1度はこらえたが、押し出された。優勝なら歴代3位の年長となる、34歳1カ月で初優勝だったベテランは「何もできずに終わった。『こういう日もある』というのが一番出てはいけない日に出た」と唇をかんだ。4度目の敢闘賞を受賞したが「負けは負け。また明日から頑張ればいい」と、後悔せず前を見て話した。