日本相撲協会審判部長の阿武松親方(58=元関脇益荒雄)が、22日までに退職の意向を固めたことを受けて、部屋を継承予定の音羽山親方(37=元前頭大道)は23日、千葉・習志野市の部屋を訪れたが多くは語らなかった。

阿武松親方は高血圧などで7月の名古屋場所から2場所連続全休。22日の千秋楽パーティーで、体調不良を理由に辞める旨を、出席者らに報告したという。その件を含めて音羽山親方は「今は何も言えません。すみません」とだけ話した。現職理事が任期途中で角界を去るとなれば異例。今後は26日の理事会で議題に挙がる見込みだ。