大相撲の大関高安(29=田子ノ浦)が“ダメ出し”を受けた。九州場所(10日初日、福岡国際センター)に向けて2日、福岡市の佐渡ケ嶽部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古で、竜電ら平幕3人に計27番で13勝14敗。靱帯(じんたい)断裂で先場所全休の左肘を気にし、何度も顔をしかめた。患部をかばい得意と逆の右四つに組んだり、左をおっつけられて簡単に負けたり-。一門の理事の芝田山親方(元横綱大乃国)は「自分の形で稽古しないと場所中も中途半端になる。いまさら肘が『怖い』なんて言っていられない」と、試行錯誤の内容を酷評。高安は「まだ力強さがない。左ですよね…。体力的にももっと稽古しないと」と、課題山積を自覚していた。