右ろく軟骨骨折で5日目から休場していた関脇栃ノ心(32=春日野)が、1場所での大関復帰の条件である10勝に届かないことが決まり、返り咲きが消滅した。

8日目の取組が16日、発表され、7日目まで2勝3敗2休の栃ノ心の名はなかった。再出場しない見通しだけに、来年1月の初場所は大幅に番付を落とすと予想される。栃ノ心は昨年7月の名古屋場所で昇進後、大関在位は7場所。年6場所制となった58年以降、大受に次いで2代目増位山と並ぶ2番目の短さだった。また左足首を痛めて2日目から休場した大関豪栄道(33=境川)は、勝ち越しの可能性が消滅し、来場所は9度目のかど番で迎える。