大相撲九州場所で43回目の優勝を飾った横綱白鵬(34=宮城野)が25日、福岡市内で一夜明け会見に臨んだ。

今後の目標について優勝50回を明言。「(20年を)いい形で迎えられるね。(来年の)目標は45。その後は分からないですけど50回ですかね。2年後か3年後か分からないけど」と意欲をたぎらせた。

育てるべき、次世代の逸材には小結朝乃山(25=高砂)を指名した。「左前まわし、右四つの形を十分に発揮したと思う。みなさんが注目する前、1年前から目をつけていた。何で上位にこれないかと思っていたが今年、花を咲かせた」。さらに自身の「好きな言葉」として「型を持って型にこだわらない。これが今後に大事になっていくんじゃないか。人生においても通用する言葉なんですよね」。

朝乃山は来場所、新関脇昇進が濃厚。横綱の「金言」を受け、20年を飛躍の年にする。