初土俵から負けなしの東幕下14枚目元林(23=鳴戸)が、序ノ口からの連勝を、元小結時天空の22を抜いて歴代単独3位となる23に伸ばした。

2番相撲で西幕下15枚目旭蒼天(26=中川)をはたき込み。相手を呼び込むような場面もあり「引いたところは良くなかったけど、しっかり足を運んで勝つことができて良かった」と、大粒の汗をぬぐった。

稽古では師匠の鳴戸親方(元大関琴欧洲)がまわしを締めて胸を出すこともある。戦術面でも助言をもらうことが多く「助かっています」。昨年7月の名古屋場所から序ノ口、序二段、三段目を全勝して、3場所連続で各段優勝。全勝なら史上最速の新十両昇進の可能性もある23歳は「(連勝は)意識せず、一番一番やっていきたい」と話した。