前頭4枚目正代(28=時津風)は冷や汗の相撲で1敗を守った。

「立ち合いは当たれたけどその後、足が出なかった。攻めるタイミングを失った。ずっと相手のペース。余裕なかった」と振り返る。大栄翔の攻勢をしのいで、最後に運が味方しての押し出し。「一番疲れた。よくないですね、こんな相撲。ちょっと腰も痛かったし」と反省の内容も、勢いで押し切った。

優勝争いの重圧は否定も「考えてしまうから。寝るギリギリまで携帯を触ってます」。安眠に導いてくれるのが「大食い系」の動画サイトという。「ごはん1升、ラーメンなら麺30玉をペロリ。腹減ったと思って寝られます」。残り4日、重圧は日に日に増す。