元横綱大鵬の孫、東幕下5枚目納谷(19=大嶽)が、3場所連続の勝ち越しを逃した。7番相撲で幕内経験者の東幕下4枚目明瀬山(34=木瀬)に寄り切りで敗れ、今場所を3勝4敗で終えた。

重さのある相手に持ち前の突っ張りが効かず、両腕を極めて土俵際まで追い詰めるなど見せ場はあったが、最後は力尽きた。「柔らかかった。一瞬でも(突きで)とらえられたかったけど、重かった。まだ実力が足りない」と、大粒の汗をぬぐった。

来場所の新十両昇進の可能性はついえる結果に。「地力が足りない。(必要なものは)全部だと思う。突き押しを磨いていきたい」と出直しを誓った。