大相撲行司の最高位、36代木村庄之助の書が、鹿児島・枕崎市の新型コロナウイルス感染拡大防止に一役買うことになった。

日刊スポーツが4月29日付の紙面などで、36代庄之助が書いた「おうちで過ごそう」「コロナに負けない」などの書を掲載。36代庄之助の故郷である枕崎市の前田祝成市長がこれに注目し、本人の了承を取りつけて「おうちで過ごそう」の書を公園などに掲示することを決めた。

枕崎市の総務課秘書広報係は「昨日の夜、各担当に『ダウンロードして掲示してください』と伝えました。市民の方に向けた啓発です。何枚か把握できていませんが、今日くらいから張っています。より一層、感染拡大防止に努めていきたいと考えております」と話した。

協力依頼を受けた36代庄之助の山崎敏広さん(71)は「びっくりですよ。すごいことになったなと。市のために役立つならうれしい。早く終息してほしいですね」と話している。

関係者によれば、キャンプ場などを備える同市の火之神公園などに県外からの来訪者があり、利用自粛を促しているという。