大相撲の大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が23日、7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて相撲を取る稽古を再開した。

日本相撲協会を通じて近況を明かし「久しぶりの実戦の稽古をしました。久しぶりなのでけがをしないようにということを意識しました。自分の攻めをもう1度意識して取り組んでいきます」とコメントした。

3月の春場所では、大関として15日間を皆勤して初めての負け越しを経験した。かど番脱出へ「基礎を徹底的にやれたことがプラスになりました」と調整は順調だ。

「3カ月で(新たに)気付いたことはありませんが、伝統文化を引き継がなければと思っています。相撲を楽しんでもらえるように精いっぱい励みます。日常の生活に感謝して頑張っていきたいです」

協会の看板を背負う23歳は、約4カ月ぶりの本場所に向けて黙々と稽古を重ねる。