大相撲の大関朝乃山(26=高砂)が14日、都内の部屋で朝稽古を行い、四股やすり足などの基礎運動で汗を流した。11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて「初日まではまだまだ時間はあるかもしれないけど、番付発表までは日にちも少ない。ペースを上げていって体を作りたい」と話した。

16日から22日まで国技館内の相撲教習所で、希望者による合同稽古が行われる。朝乃山は「行かないです。部屋でベースを作りたい」と部屋で調整を続ける。11月場所までは週に3回、トレーナーの指導のもとトレーニングを行うなどし「気が付いたら番付発表。1日も無駄にすることなくいかないといけない」と話した。

初日から3連敗を喫した秋場所では、心技体の重要性を痛感。中でも「心」が重要だといい「鍛え方はない。経験も必要だし、この地位に慣れていって毎場所勉強というか、気持ちの持っていき方とかが分かってきたところもある」と時間をかけて鍛える。