大相撲の西前頭15枚目琴勇輝(29=佐渡ケ嶽)が1日、10月14日に都内の病院で左膝の内視鏡手術を受けたことを明かした。

千葉・松戸市の部屋での稽古後、電話取材に応じ「先場所くらいに痛みがひどかった。骨が変形し始めて、膝の裏側あたり、膝の腱のとこに引っかかっちゃって。それを削ってやらないと膝が伸びないとこまでいってた」と明かした。

再入幕となる11月場所(8日初日、東京・両国国技館)の出場は「現段階では思ったよりうまくいっていない。来週あたりから、もし動かせれればぶつかり稽古とか当たっていければいいなというレベル」と微妙な状況。この日は腕立て伏せなどで上半身を鍛えた。

1月には両肘を手術し、1年納めの11月場所前には両膝の手術に踏み切った。コロナ禍で相撲界も激動の1年間だったが「私自身もやっぱり1年に2回手術するというのはなかなか経験のないことで大変だった」。来年4月に30歳となる関脇経験者は「来年からはまたしっかり自分らしい相撲が、応援してくれてるお客さんに届けられるように頑張っていきたいという意味では、すっきりした。自分の気になっている部分がきれいになったので良かったんじゃないか」と前向きに語った。