大相撲11月場所5日目の12日、左足首負傷で休場した新大関の正代(29=時津風)について、病気静養中の師匠、時津風親方(元前頭時津海)に代わって、部屋付き親方の枝川親方(元前頭蒼樹山)が説明した。初黒星を喫した昨夜、正代と話したといい「痛みもあるし怖いと言っていた」と説明し「靱帯(じんたい)が伸びている」と続けた。この日朝に休場を決めたといい、「初日は危なかったけど、その後の2日はいい相撲だった。これからと思ったけど」と残念がった。

正代は3日目の小結高安戦で、土俵際で逆転の突き落としを決めて土俵に落ちた際、左足首を負傷した。4日目はテーピングを施して土俵に上がるも、立ち合いから力が入らずに大栄翔に初黒星を喫した。再出場については「(正代は)意欲はあると思うけど、今は治療に専念します」と厳しい見通しだ。