日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は29日、報道陣の電話取材に応じ、協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した時津風親方(元前頭時津海)について言及した。

初場所中にマージャン店に出入りするなどした時津風親方について、来週にもコンプライアンス委員会による聴取が行われる見通し。同親方の退職届の提出については未確認とし「詳しい内容は何も聞いてない。届けを出しても簡単には受理できない。部屋の弟子とか、部屋付きの親方衆もいるし、時津風部屋をどうするのかとか、そういうことも聞こえてこないのに受理するってことはない」などと述べた。

2月に臨時理事会を開催することが決まったといい、時津風親方の処分が協議される見込み。また、外出時の行動に注意するよう協会員に通達を出すという。芝田山広報部長は「外に出たところで、週刊誌や雑誌の記者がいることもある。ガイドラインに反する行動と疑われる内容が掲載されることもある。誰が見ても協会員らしい振る舞いをしてほしい、と通達を出す」と話した。