大相撲初場所中にマージャン店に出入りするなど、新型コロナウイルス対策のガイドライン違反が判明した時津風親方(47=元前頭時津海)が日本相撲協会を退職する意向であることが29日、関係者の話で分かった。

2度目の違反で解雇を含めた厳罰は必須とみられるが、処分内容にかかわらず協会を去る姿勢という。

来週にもコンプライアンス委員会による聴取が行われる見通しで、処分を協議する臨時理事会が2月に開催される。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は退職届の提出について未確認とし「届けを出しても簡単に受理にはならない」と話した。また、外出時の行動に注意するよう協会員に通達するという。「外に出た所で週刊誌や雑誌の記者がいることもある。ガイドラインに反する行動と疑われる内容が掲載されることもある。誰が見ても協会員らしい振る舞いをしてほしい、と通達を出す」と話した。(共同)