大相撲春場所(14日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた13日、伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が報道陣の電話取材に応じ、大関とりに挑む関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)について言及した。

大関経験者の照ノ富士は、昨年11月場所に小結で13勝、先場所は関脇で11勝を挙げ、大関昇進の目安となる「三役で直近3場所33勝」まで残り9勝となっている。大関陥落の翌場所に10勝を挙げられず、後に大関に返り咲いたのは77年初場所後に昇進した魁傑だけ。44年ぶり2度目の快挙に挑戦する。

照ノ富士の師匠でもある伊勢ケ浜審判部長は「(照ノ富士の状態は)悪くはないと思う。稽古もちゃんとしている。あとは一番一番自分の相撲を取るだけ」と話す。大関昇進の目安は三役で直近3場所33勝以上。「目安は33勝。そこはクリアしないといけない。2桁勝ってほしいですね」と期待を寄せた。