東前頭筆頭若隆景(26=荒汐)が、2場所連続で2大関を撃破した。

大関朝乃山を寄り倒して2勝1敗。前日2日目には正代を破っており、連日の大関戦勝利となった。

立ち合いは左に変化すると、懐に潜り込んでもろ差しに。巻き替えられて相手得意の右四つとなったが、左上手を命綱に体勢を立て直して頭をつけると、出し投げで崩して休まず攻めた。

「我慢して攻められたのが良かった」。一度は右四つに組まれたが、左上手は最後まで許さず「左上手は先場所取られて相撲にならなかったので(左上手を取らせない)そういう意識はありました」と振り返った。

先場所は10勝5敗で技能賞も獲得。新三役が期待される26歳は4日目以降に向けて「いい相撲を取っていきたい」と意気込んだ。