<大相撲夏場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館
■優勝争い
【2敗】照ノ富士
【3敗】貴景勝、遠藤
幕内優勝の行方は、千秋楽に持ち越された。 13日目まで1敗で優勝争いのトップに立っていた大関照ノ富士が、平幕の遠藤に敗れた。土俵際で投げの打ち合いとなり、軍配は照ノ富士。しかし物言いがつき、協議の末、行司軍配差し違えで遠藤の勝ちとなった。 結びでは、大関貴景勝が大関正代に勝って2敗を死守した。 これで照ノ富士が2敗、3敗で貴景勝と遠藤が追う展開となった。
14日目の取組を写真で振り返ります。
大相撲夏場所 全取組速報
幕内
大奄美(6勝8敗) | ● | はたき込み | ○ | 千代翔馬(7勝7敗) |
- 大奄美(左)をはたき込みで破る千代翔馬(撮影・鈴木正人)
- 照強(左)を寄り切りで破る魁聖(撮影・河田真司)
志摩ノ海(7勝7敗) | ● | 押し出し | ○ | 琴恵光(8勝6敗) |
☆琴恵光「自分から攻めることを意識して土俵に上がった。(勝ち越しは)自分の相撲で勝つことができたんでうれしいですね。」
- 志摩ノ海(右)を押し出しで破る琴恵光(撮影・鈴木正人)
- 志摩ノ海(下)を押し出しで破る琴恵光(撮影・河田真司)
☆石浦「(立ち合い変化は)決めてました。今場所はまっすぐいく立ち合いの感覚がよくない。自分なりに工夫してやってます。」
- 剣翔(手前)を上手投げで破る石浦(撮影・鈴木正人)
☆千代丸「最初のもろ手がすっぽ抜けて、それでもろ差しになられた感じですね。(千秋楽は)1番でも多く勝って、少しでも上にいけるようにしたい。」
- 千代丸(左)を寄り切りで破る栃ノ心(撮影・河田真司)
霧馬山(5勝9敗) | ○ | 寄り切り | ● | 千代大龍(9勝5敗) |
★千代大龍「はじいて突いていこうと思ったら、すぐまわしとられて。何やってんだって感じですね。」
- 千代大龍(左)を寄り切りで破る霧馬山(撮影・河田真司)
- 琴ノ若(右)を寄り切りで破る妙義龍(撮影・鈴木正人)
碧山(4勝2敗8休) | ○ | つきひざ | ● | 天空海(4勝10敗) |
☆碧山「(天空海が)立ち合い変化してくると思って左上手を取りにいった。その後は落ち着いて相撲が取れた。(9日目から途中出場で)毎日、少しずつ痛めた所(腰)が良くなっている。それが結果につながっている。」
- 天空海(左)のつき膝で碧山の白星(撮影・鈴木正人)
☆明生「土俵際で落ちたのが悪い所だったけど前に攻められたのは良かった。(東前頭2枚目で勝ち越し)苦しい展開が多かったので勝ち越せてよかった。」
- 明生(右)は寄り切りで玉鷲を破る(撮影・小沢裕)
物言いがつき軍配差し違えに
- 明生と玉鷲の一番で物言いがつき協議する審判団(撮影・小沢裕)
- 輝(右)を押し出しで破る翔猿(撮影・鈴木正人)
若隆景(9勝5敗) | ○ | 押し出し | ● | 隠岐の海(8勝6敗) |
☆若隆景「下からおっつけて前に出ていったのが良かったと思います。内容はよかった。」
- 隠岐の海(右)を押し出しで破る若隆景(撮影・鈴木正人)
英乃海(5勝9敗) | ● | 押し出し | ○ | 北勝富士(6勝8敗) |
☆北勝富士「ちょっと緊張していた。(理由は)よく分からないけど、英乃海関と(の対戦)は十両以来であまりいい印象がなかった。」
- 英乃海(左)を押し出しで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)
☆御嶽海「いい立ち合いが終盤の14日目にできたのが良かった。角度と出足がよかった。あと1番勝つ、勝たないでは大きい。気を引き締めていきたい。」
- 宝富士(右)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)
★大栄翔「攻められてしまったのでダメ。当たってどんどん出ていきたかったけど、先に攻められた。」
- 大栄翔(右)を寄り切りで破る阿武咲(撮影・河田真司)
高安(10勝4敗) | ○ | はたき込み | ● | 豊昇龍(6勝8敗) |
- 高安は豊昇龍(手前)をはたき込みで破る(撮影・小沢裕)
- 豊昇龍(右)をはたき込みで破る高安(撮影・河田真司)
逸ノ城(9勝5敗) | ○ | はたき込み | ● | 隆の勝(4勝10敗) |
- 逸ノ城は隆の勝(手前)をはたき込みで破る(撮影・小沢裕)
- 隆の勝(右)をはたき込みで破る逸ノ城(撮影・河田真司)
遠藤(11勝3敗) | ○ | 下手投げ | ● | 照ノ富士(12勝2敗) |
正代(8勝6敗) | ● | 突き落とし | ○ | 貴景勝(11勝3敗) |
- 正代(手前)を突き落としで破る貴景勝(撮影・河田真司)