日本相撲協会は30日、大相撲秋場所(9月12日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

大相撲の連敗記録「104」を持ったまま、7月の名古屋場所後に引退した勝南桜(しょうなんざくら、23=式秀)は新番付に、しこ名が残った。番付順で下から2番目の西序ノ口20枚目に名前が載った。

通常、新番付は前場所千秋楽から3日後の番付編成会議で決められ、それまでに引退届を出し、受理された場合は新番付に反映されず、しこ名は消える。勝南桜の場合、日本相撲協会への引退届の提出及び受理が、この番付編成会議後だったため、しこ名が残ったままの引退となった。今場所後の11月場所番付編成会議で正式に「引退」となり、11月場所の新番付でしこ名が消える。勝南桜は既に、8月7日に茨城・龍ケ崎市内にある部屋で断髪式を行い、現在は神奈川県内の実家に戻り、第2の人生に向けての準備を進めている。