かど番を脱出した大関貴景勝(25=常盤山)は、8勝7敗で15日間を終えた。

立ち合いは頭から当たらずもろ手突きを選択したが、関脇御嶽海の出足を止められず一気に押し出された。休場明けの場所で先場所痛めた首の影響も懸念され、初日から3連敗を喫するなど不振だった序盤戦。中盤戦から立て直してきたが、優勝争いには絡めなかった。「勝たないとダメ。来場所まで一生懸命稽古したい」。

それでも、苦しいかど番場所を何とか乗り切った。「今は何とも言えないけど、また来場所どうしていくか考えていきたい。毎場所何か経験、いいものをつかめていると思うので、それを生かしていきたい」と前を向いた。

【関連記事】秋場所千秋楽 写真特集