日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で臨時理事会と大相撲春場所(3月14日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、関脇御嶽海(29=出羽海)の大関昇進を満場一致で正式に決めた。長野出身では江戸時代に活躍した雷電以来227年ぶりの新大関誕生。東洋大からでは初めてとなった。

先代出羽海親方で元関脇鷲羽山の石田佳員氏(72)は「うれしいの一言ですね。本人がよく頑張りました」とコメント。同部屋では三重ノ海以来47年ぶりの大関誕生となり「部屋一丸となって大関を作ってくれた。これに満足せず、横綱に向けてなお一層努力して欲しい。年齢が30になろうとしている。1日も早く足がかりを作って夢を実現させてもらいたい」と横綱昇進への期待を口にした。