日本相撲協会は名古屋場所9日目の18日、放駒親方(元関脇玉乃島)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。この日の朝に検査を受けたところ、陽性が判明した。

これにより同部屋は封鎖となり、所属する幕内の一山本や十両の島津海ら力士全員も9日目から休場することになった。一山本は8日目の17日終了時点で、6勝2敗と優勝争いの首位に並んでいた。

勝負審判を務めている放駒親方の代役について、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「手配済みです。(きょうは)間に合わないので、今いる親方で回します」と説明した。

今場所では7日目の16日に出羽海部屋で新型コロナの感染者が発覚し、力士全員が休場。同部屋所属の大関御嶽海も陽性判定を受けた。8日目(17日)には出羽海親方(元前頭小城ノ花)や鳴戸部屋の新十両欧勝馬の感染が判明している。