角界随一のプロレス好きも、「燃える闘魂」をしのんだ。8日に東京・青梅市内で行われた大相撲の秋巡業に参加した平幕の若元春(29=荒汐)は、1日に亡くなった元プロレスラーで参院議員も務めたアントニオ猪木さんについて「プロレスの父。病気をされてから体が細くなっているのを見るのは苦しかった。天国でゆっくりしてもらいたいです」と語った。

DVDを借りるなどして猪木さんの試合を見てきた。最も印象に残った試合は76年6月のボクシングのムハマド・アリ戦を挙げ「王道になっちゃいますけど。作戦がすごいというか、世界チャンピオンを相手にあれだけ立ち回れた。プロレスがすごいことを伝える試合でした」と興奮気味に訴えた。

続けて「やっぱりプロレスと言ったら、アントニオ猪木。モノマネ芸人さんもいっぱいいますから」と故人をしのんだ。