大相撲史上初の東大相撲部出身で西序二段45枚目の須山(25=木瀬)が、勝ち越しを決めた。

七番相撲で西序二段51枚目の大志松(19=阿武松)を押し倒して4勝目を挙げた。「しっかり踏み込んで押し込んでいけたので、良かったです」と振り返った。

今場所は3連勝の後、3連敗。「本当に苦しかった」という中で、兄弟子の言葉で奮起した。「幕下の大成龍さんも3連勝した後に3連敗と同じ状況で、きょうの朝稽古が終わった後の風呂場で『あと一番、やるだけ。集中するだけだよ』と言われました。大成龍さんの言葉で持ち直しました」と感謝した。来場所に向けて「3月まで稽古をして、次こそ三段目目指してやりたいです」と意気込んだ。

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