大栄翔は前日10日目の黒星を引きずらずに9勝目を挙げ、翠富士との差を再び「1」とした。

高安に何度も押し込まれたが、休まず反撃し、最後は土俵下まで押し出した。「我慢の相撲を勝ちにつなげられてよかった。常に攻めようという気持ちはあった」と胸を張った。翠富士が敗れたのは土俵下から見ていたが「自分の相撲にだけ集中していた」と気に留めず。2度目の優勝へ気負いはない。