第49回日本大相撲トーナメント(東京・両国国技館)が9日、大会を主催する“フジテレビ色”を大幅に薄める形で実施された。
同トーナメントは同局主催の興行だが、中居正広氏の女性トラブルを巡る騒動の影響で、先月末までに放送取りやめが決まった。
興業のスポンサーが協賛辞退したことに伴い、取組前の土俵から懸賞幕も消えた。呼び出しの着物についていたスポンサー名もなく、今回は無地に。また大会名物のOB戦(親方衆による取組)はなくなり、横綱の綱締め実演に変更された。
以前は公式パンフレット冒頭に、トーナメント実行委員会会長として、フジサンケイグループの日枝久代表のあいさつ文が掲載されたこともあったが、今年は日本相撲協会八角理事長のみ。フジテレビのロゴなども今年の公式パンフレットにはなかった。
それでもチケットは完売。売店には長蛇の列ができるなど、館内は大盛況だった。賞金額も前年までと変わらず、幕内優勝賞金250万円など総額1132万円が用意された。相撲甚句のコーナーでは三段目の美浜海が、「バボちゃん」がデザインされたフジテレビの化粧まわしをつけて土俵に上がる場面もあった。
幕内は高安が5年ぶり3回目の優勝、十両は竜電が初優勝した。

