大関とりの関脇若隆景(30=荒汐)が、痛恨の4敗目を喫した。霧島との関脇対決で、すくい投げに転がされた。低い立ち合いからすぐに右を差し、左上手も引いて絶好の形。だが半身になってこらえた霧島に、じわじわと体勢を整えられ、巻き替えを許して相手に左を差された。慎重に攻めながらも、最後は相手の強引な投げに屈した。「詰めが甘かった」と、有利な体勢をつくりながら逆転された格好となった、57秒の熱戦に敗れて唇をかんだ。

小結だった先々場所で12勝、関脇だった先場所で10勝を挙げた。大関昇進目安の「三役で3場所33勝」に到達する今場所11勝には、後がなくなった。ただ、本来は2人いるべき大関が、現在は琴桜1人しかいない状況などを加味すると、10勝以上で昇進の可能性は高まる。とはいえ、昇進ラインと目される今場所10勝以上には、まだ対戦していない横綱&大関との3番で1敗しか許されず、さらに、その他の取組も無敗で切り抜ける必要があるという、厳しい状況に追い込まれた。

「また明日から切り替えて取っていきたい」。泣いても笑っても残るは6番。1勝でも多く白星を重ねられるよう、自らに言い聞かせて表情を引き締めていた。

【大相撲秋場所全取組結果】はこちら>>