大相撲春場所(8日初日・エディオンアリーナ大阪)で横綱昇進を目指す大関安青錦は4日、堺市の荒汐部屋へ出稽古し、関脇霧島や小結若元春と7番取って全勝だった。この日で出稽古を打ち上げ「順調に稽古ができた。あとはしっかりと準備してやるだけ」と表情を引き締めた。

突き、押しや頭をつけての低い姿勢からの攻めが光った。三役力士を寄せ付けず「いい稽古だった」と満足そうに話す。ここまでの調整については「いつも通り。自分のやることは変わらない」と冷静沈着だった。

初場所では89年ぶりの関脇から新大関での2場所連続制覇を遂げ、新大関から所要2場所で横綱昇進を果たせば昭和以降では双葉山、照国に次いで3人目となる。記録とともに注目が高まる春場所を目前としても「先場所の成績があって今があるから」と言葉に実感を込める。

今後は休養日を挟みつつ、所属する安治川部屋で最終調整の予定。ウクライナ出身で21歳の大関は「特に変わらずやっていく」と話す。最高位に挑む重圧や高ぶりは全く感じられなかった。