[ 2014年7月9日18時10分 ]

 マンチェスターUに所属するベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイに対し、同代表として参戦していたW杯ブラジル大会から帰国後に脅迫状が届いていたようだ。英デーリーメール紙が報じている。

 デーリーメール紙は8日、セルビアとコソボのメディアの報道を引用し、ベルギー代表を選択したそのヤヌザイに対して、怒りを覚えたコソボ人やアルバニア人から殺害予告を示唆する脅迫状が送りつけられていたと主張。コソボから送られた脅迫状には、「コソボに1歩も足を踏み入れるな」との文面が送りつけられていたと伝えている。

 ベルギーのブリュッセルでコソボ系アルバニア人の両親の間に生まれたヤヌザイ。同選手には、ベルギー代表に加え、セルビア代表、アルバニア代表、コソボ代表、イングランド代表のいずれかでプレーする資格を有していた。

 昨シーズンにマンチェスターUのトップチームでプロキャリアをスタートさせたヤヌザイは、当時18歳ながらもリーグ戦27試合で4ゴールを記録した。シーズンの終了後には、W杯に臨むベルギー代表でのプレーを選択し、1次リーグ最終戦の韓国に先発出場。同試合に出場したヤヌザイは、代表初キャップを飾っていた。【超ワールドサッカー】