NMB48の須藤凜々花(すとう・りりか=19)が15日、前日14日に都内で「総選挙1位ダメならマイクロビキニ」とした公約を「1位になったら」に訂正すると発表した。

 須藤はこの日、紀伊国屋書店グランフロント大阪店で、著書「人生を危険にさらせ!」(幻冬舎)の発売記念サイン会を開催。前日14日には、都内で同イベントを行っており、その際、初ランクインを目指す「第8回AKB48選抜総選挙」(6月18日、ハードオフエコスタジアム新潟)で、仰天の1位宣言。自著タイトルにちなみ「危険にさらす」として、「1位にならなければマイクロビキニを着ます」と約束していた。

 ところが、その後「よくよく考えてみたら、誰も得がない。せっかく(投票権封入のCDなどを)買ってくれるファンの方にも得がない」として「1位になったら」に訂正するとした。

 須藤は、13年11月の「第1回AKB48グループドラフト会議」で1巡目指名。競合の末に山本彩(22)が交渉権を獲得し、チームN入りした。高偏差値の哲学好き“異色アイドル”として頭角を現し、昨年は「ドリアン少年」でセンターに抜てき。13日に渡辺美優紀(22)が卒業を発表したNMB48において、次世代エースの1人としてさらなる飛躍が期待される。

 その須藤を“発掘”したのが、当時チームNだった渡辺。渡辺の強い推薦があり、チームNは須藤を指名しており、須藤も「みるきーさんに推薦してもらい、今があるので、アイドルの天才、みるきーさんからいっぱい(技を)盗みたい」。王道アイドルのパフォーマンスを見せてきた渡辺だが、実は堅実に将来を考える“頭脳派”で、須藤は「みるきーさんは、人間としても独自の哲学を持った人」とあこがれてもいる。

 渡辺とはよく「人間について、宇宙について、よく話した」と言い、すでに哲学書第2弾構想がある須藤は「みるきーさんの考えを存分に(第2弾に)反映したい」と話す。

 渡辺への“恩返し”として、過去2回は圏外ながら、今年は「初ランクインで1位」をねらう公約につながったようだ。

 またこの日、新たな公約を問われ、「日本で一番売れた哲学書になったら、売れた部数分のメートルを、得意の背泳ぎで泳ぎます」と宣言。初版1万部の売れ行きも好調で、1万メートル(10キロメートル)背泳ぎの可能性もあるが、須藤は「頑張ります」。ただし過去最長は「背泳ぎで2キロ」だと話している。