「東京女子プロレス」に本格参戦するSKE48荒井優希(22)が28日、デビュー戦(5月4日、東京・後楽園ホール)に向けて都内で練習を公開した。

デビュー戦でタッグを組む「アップアップガールズ(プロレス)」の渡辺未詩(21)と、トレーニングパートナーの山下実優(26)とともに、得意技「かかと落とし」や、受け身の練習に励んだ。東京と名古屋を往復しながらトレーニングを積んでいるが「練習がしんどいというより、限られた中で、時間がない方が焦りがある。筋肉量も足りないので、名古屋でもジムに行ったり、自宅で筋トレもしています。あとは倒立ができないので、家の壁で練習しています」。山下も「エルボーとかも“当て感”がいい。限られた時間の中で濃い練習をしている。気持ちの強さもあります」と話した。

対戦する元LinQの伊藤麻希(25)からは、今月21日の会見で「まだ荒井優希というプロレスラーに、伊藤としてはまだ興味がない。いまいちワクワクしていない。SKEの肩書に救われてるヤツにしか見えない」と挑発されているが「アイドルでは言われないことなので少し動揺もしましたが、ファンの皆さんも悔しいねと言ってくださった。みんなの気持ちを背負ってリングに立ちたい。気持ちでぶつかりたい」と闘志を燃やしていた。

またコロナ禍での緊急事態宣言にともなって、デビュー戦は無観客での開催が決まった。荒井は「すごく寂しいですが、試合があることに感謝して、画面の向こうにいる皆さんにも力が届くようにリングに立ちたい」と意気込んだ。