映画「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」を公開した石井隆監督(64)の特集上映「名美という名の女」が2日、東京・銀座シネパトスで開幕し、「天使のはらわた

 赤い教室」(79年)の上映前に主演の水原ゆう紀(57)がトークショーを開いた。この作品で大胆なヌードを初披露。清純派アイドルのイメージを捨て、ファンに衝撃を与えた。「清純派でやっていたんですけど、壁があった。その壁をぶち破りたかったので、事務所からも反対されたんですけど、やることに決めた。脱ぐのも初めてで、内容もすごい。死んでもいいぐらいの気持ちでやりました」と振り返った。

 中高年を中心に約130人の観客を集め、立ち見も出るほどの盛況ぶり。「とても不思議な感じ。映画を撮ってから何十年もたっているのに、今でもファンでいてくださる。歌でも映画でも、残るものにはすごい力がありますね」と実感していた。特集上映は29日まで。石井監督が原作、脚本、監督でかかわった7作品がレイトショーで上映される。