「エンタメの火曜日」第1週はBOYS AND MENによる「素顔のボイメン」。今回はリーダー水野勝(30)が登場します。主演映画「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」(香月秀之監督)が21日に全国公開される。【取材・構成=星名希実】

主演映画「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」について熱く語る水野勝(撮影・森本幸一)
主演映画「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」について熱く語る水野勝(撮影・森本幸一)

定年後の「熟春(熟年の青春)」を豊かなものにするために、「人生整理」に動きだす家族を描くヒューマンコメディー。水野は葬儀社に転職したばかりの青年、菅野涼太を演じる。

水野 協賛いただいている葬儀屋さんに実際に行って、カウンセリングとか講習みたいなのを受けて、こういうことをやってるんだって。亡くなられる前に、どれだけ担当の方に寄り添えるかというのをすごく大事にしている。そういうのは演じてみないと分かんなかったことですね。

熟年離婚寸前の大原真一・千賀子夫妻を、橋爪功と高畑淳子がコミカルに演じる。2人の娘の亜矢(剛力彩芽)が菅野と出会い、終活フェアに誘われる。そこから大原夫妻の「人生整理」の物語がどんどん展開されていく。

主演映画について熱く語る水野勝(撮影・森本幸一)
主演映画について熱く語る水野勝(撮影・森本幸一)

水野 キャストさんが豪華だったので、どの場面も僕の中ではハイライト。大原ご家族と出会うシーンから僕はクランクイン。アルバムを見せてもらって「こんな思い出あったんですね」とか言ってるのが初日。橋爪さんに「君はさ…」って詰め寄られるシーンも2日目とかで、いきなり僕の中でヤマ場。そこがすごく印象に残ってますね。

菅野のキャラクターについて、自身とは「近くはないのかな」と考える。

水野 共感できる部分もたくさんあったけど、菅野くんみたいに遅刻とかしないし。ちょっとなんか抜けてるんですよね、菅野くんて。抜けてるところが愛されるキャラみたいな感じなんです。僕は普段リーダーなんで、あんまり抜けてちゃダメだって感じで育ってきたんで、そういう部分では遠いですよね。

主演映画について語る水野勝(撮影・森本幸一)
主演映画について語る水野勝(撮影・森本幸一)

主役級俳優がそろう中、主演を務め上げた。

水野 久しぶりの主演で、これだけ豪華な役者陣の中でやるっていうのは、大丈夫かなってプレッシャーもありました。パシフィコ横浜で「ボイメン学園文化祭」っていうのがあって、あのときに香月監督がわざわざ見に来てくれた。どういう子なのか知りたいって。そういうライブとかを見に来てくれるくらい熱い方。プレッシャーもあるけど、こういう熱い方だったら僕も合いそうだなって、楽しみな部分もありました。

俳優としても活躍する水野。まだまだ夢は広がる。

水野 「お終活」をやって、いろんな作品に出られたら。ひとつのターニングポイントになったらいいなって感じ。この映画は本当に僕の中でも自信作。橋爪さんとか役者のみなさんも自信作って言ってます。見たら絶対後悔しないです。

ポーズを決める水野勝(撮影・森本幸一)
ポーズを決める水野勝(撮影・森本幸一)

◆水野勝(みずの・まさる)1990年(平2)11月22日、愛知県生まれ。184センチ、O型。テーマカラーはゴールド。