「エンタメの火曜日」第1週はBOYS AND MENによる「素顔のボイメン」。今回は小林豊(32)が登場します。出演映画「ブルーヘブンを君に」(秦建日子監督)が11日に全国公開される。【取材・構成=星名希実】

出演映画について語るBOYS AND MENの小林豊
出演映画について語るBOYS AND MENの小林豊

同作は、世界初の青いバラ「ブルー・ヘブン」を生み出した女性が夢に向かって挑戦する姿を描く。園芸家の鷺坂冬子(由紀さおり)は、がんが再発して余命半年と診断され、やり残したことである「ハンググライダーで空を飛ぶ」という夢にチャレンジする。由紀の映画初主演作で、小林は孫を演じる。

小林 (由紀の映画初主演は)不思議ですよね。やってきているだろうなってイメージがあるじゃないですか。でも、主演というのは、うまけりゃいいとかじゃなくて、人を引っ張っていかなきゃいけないし、支えてもらわなきゃいけない立場。由紀さんには「由紀さんのために何かをしたい」って思わせてくれるパワーがあった。しっかりやらなきゃって感覚が最初はあったけど、そういうことじゃなくて、「一緒にいいものを作りたい」って。

由紀が演じる冬子は、2人の孫とその友人を巻き込み、不可能と言われた夢に挑んでいく。

小林 チャレンジすることへの心の強さを描いているので、すごく勇気がもらえる作品になっている。自分がチャレンジするときでもいいし、誰かが挑戦するときでも、いろんな角度から見ると楽しいと思うので、ぜひ自分とリンクさせてほしいと思います。

ボイメン本田剛文(28)も出演。小林とともに、冬子(由紀)の孫を演じた。

小林 本田と共演も多いし、兄弟役もやったことがある。2人で「役がかぶらない雰囲気にしたいね」「『あれと一緒だね』って言われないようにしたいね」って話はしていました。

自身は「おじいちゃん子」だったという。

小林 おばあちゃんっていう印象がちょっとずつくらいしかないけど、自分とおばあちゃんの思い出を作ってくれた作品になりました。いくつか覚えているおばあちゃんの優しいところとリンクするというか。おばあちゃんがいたらこうだったんだろうなとか。

昨年6月に公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となった。1年たって、ようやく公開を迎える。

小林 こんなにコロナ禍が長引くと思ってなかったから、不思議な感覚だけど、「寝かした今だからこそ」のもの。エキストラの方もたくさん参加してもらって、1000人くらいのダンスとかやっていた。それがコロナ禍になっていたらできなかったよねって。今見ると、よりあったかい気持ちになれるというか。

◆小林豊(こばやし・ゆたか)1989年(平元)3月19日、滋賀県生まれ。174センチ、血液型B。テーマカラーは黄緑。

<ボイメン今後の予定>

▼ニューシングル「ニューチャレンジャー」7月28日発売