「第42回ABCお笑いグランプリ」の決勝(7月11日)進出をかけて、6月16日に大阪で開催される最終予選に出場する「たくろう」。ボケの赤木裕(29)とツッコミのきむらバンド(31)によるコンビだ。

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同コンテストには、18年に決勝進出。きむらは「テレビの賞レース決勝っていうのが初」。赤木も「あれくらいから認知されるようになった」と振り返った。2人にとって、印象深い大会となった。

NHK上方漫才コンテスト、ytv漫才新人賞決定戦の本選にも出場経験があり、関西賞レース決勝の常連となっている。

ABCお笑いグランプリでは、最終予選進出者60組の中から12組が決勝戦へと進む。最終予選を前に、赤木は「それまでに必ずなんとかネタを完成させたい」と意気込んでいる。「賞レースにいろいろ出させてもらってるんですけど、まだひとつも取れていない。そろそろ何かひとつ取らないと、このままズルズルゆっくり楽しく漫才だけになってしまう。絶対に結果を出さないとなって思います」とも語った。

同コンテストは漫才、コント、ピン芸など幅広く芸を競う。きむらは「一種の格闘技というか、純粋におもしろい人たちが勝ち上がるし、優勝する。総合格闘技みたいで楽しみな大会」と話す。

17年に霜降り明星が漫才で優勝。この3年のチャンピオンはファイナルステージでコントを披露している。赤木は「そろそろ漫才の方に引き寄せたい」。きむらも「これに勝ったらM-1も見えてくるし、どんどん大きいところを目指せると思うんで、僕たちは漫才で勝ちきりたい」と意気込みを語った。

決勝進出者は、18日午後8時からABEMAの生配信で発表される。【星名希実】

◆赤木裕(あかぎ・ゆう=1991年10月24日、滋賀県大津市生まれ)

◆きむらバンド(90年1月28日、愛媛県松山市生まれ)。赤木はNSC(吉本総合芸能学院)大阪37期、きむらは36期。16年3月結成。