12月になり「忘年会スルー」という言葉が話題になったが、個人的には、社内、知人、友人、仕事関係先、知り合いがいる団体や組織、所属コミュニティー、町内会、芸能関係者、永田町関係者、歌舞伎町関係者、捜査関係者、公安関係者、怪しいネタ元、小中高の同級生、大学時代の後輩、同じ趣味を持つ仲間…などなどから鮮やかなまでに忘年会に一切誘われないため、そもそも「スルー」もへったくれもない、というのが正直なところ。

いよいよ孤立感を深めつつも夜、電動自転車に乗り、若者らでにぎわう都内各地の繁華街へ“定期パトロール”に出発。途中、某エリアを走行していた際、ある飲食店の前に置かれていた宣伝看板に「日刊スポーツ 新聞掲載」なる文言が大きく書かれているのを発見した。

電動自転車による“繁華街パトロール”中、見つけた「日刊スポーツ 新聞掲載」なる看板。張られていた記事は…
電動自転車による“繁華街パトロール”中、見つけた「日刊スポーツ 新聞掲載」なる看板。張られていた記事は…

よく見ると看板にはなんと、筆者が以前書いた、その店に関するルポ記事がデカデカと張られていたのだ。一瞬、ある種の“自己承認欲求”めいたものが刺激されたためかニヤリとしたのは事実だが数秒後、再び完全な無表情に戻り、次の繁華街に向けて移動した。

このような感じでもうすぐ、2019年も淡々と終わっていく。年が明ける約24時間後までに誰かから忘年会に誘われる可能性は、絶無だろう。【文化社会部・Hデスク】