大手回転ずし「くら寿司」が14日、大阪・関西万博の店舗を再現した新店舗「くら寿司 メモリアル店 なんば千日前」(大阪市中央区)をオープンさせました。万博の開催期間中、くら寿司万博店は「予約のとれない店」として話題になりましたが、万博の「レガシー」を受け継ぐメモリアル店にも予約が殺到しています。
同社の岡本浩之取締役(広報IR本部長)は予約状況について、「5月中旬に開業すると発表すると、SNSでは『待ってました』など大きな反響がありました」。オープン前から予約が相次ぎ、今週末はほぼ満席です。18日以降も週末を中心に予約が埋まっているといいます。「予想以上の反響です」と岡本氏。万博で生まれた体験の「続き」を求める動きが、予約殺到につながったとの見方を示しました。
メモリアル店では、万博店で使用した回転ベルトや内装の一部を移設しています。圧倒的な1番人気だった「ハンガリーの鴨のローストトリュフソース」をはじめ、世界約70カ国・地域の特別メニューを復刻しました。
メモリアル店の店舗面積が約898平方メートルで、同社店舗として最大規模です。店内の回転ベルトは全長128・3メートル、座席数は288席です。同社によると台湾の「高雄時代大道店」と同規模だといいます。万博店で使用していた座席やテーブル、回転ベルトのパーツなどを移設し、廃棄予定だった素材の一部を再利用するなど“レガシー”の要素も盛り込んでいます。
ベルト上のカバーには「回転ベルトは、世界を一つに。」のメッセージを表現した万博店仕様の意匠を新店でも採用しました。2つにつながれたカバーの連結部分に赤と青の「手」の握手デザインをあしらい、世界各国の料理をすしとともに届けるコンセプトを打ち出しています。
岡本氏は「世界中の人々が回転ベルトの席につき、日本料理と世界各国の料理を笑顔で楽しむことで、争いや紛争のない未来の世界を創出したいという思いを込めました」と説明しました。さらに「世界でここでしかない万博の“レガシー店”です。万博に行けなかった方、満席で入店できなかった方にも楽しんでいただきたい」と話しました。大阪・なんばに万博体験の“続き”を味わえる新名所が誕生しました。【松浦隆司】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミヘキタヘ」)




