「咲ドル火曜日」最終回特別版は、瀬戸内7県を拠点に活動し、3月31日で結成4周年を迎える「STU48」が登場します。1期生の瀧野由美子(23)今村美月(21)石田千穂(19)が、5年目への思い、意気込みを語ります。【取材・構成=星名希実】

STU48瀧野由美子(C)STU
STU48瀧野由美子(C)STU

国内6番目のAKB48グループとして、17年3月に誕生。1期生の3人が4年間を振り返った。

今村 船に乗って活動していくっていうのをオーディションのときから掲げられてて、みんな入ってきた。そこから船ができるまでの時間とか、ファースト、セカンドシングルとかも(発売)延期に。4年間、波瀾(はらん)万丈なことが多くて。思い通りにいかないこともたくさんあって、この1年もそうですし。4年間を通して、STUはそういうことがたくさんあったグループだなと思う。

瀧野 この1年は今までの1年とはまったく違った。ファンの方に直接応援してもらうことが厳しい中での活動だったので、メンバーも手探りな部分がすごく多かったけど、オンラインお話し会だったり無観客公演だったりとか、そういう部分で、たくさんの方に見てもらえる活動はできたのかなと思います。

石田 私は高校に入学するタイミングで入ったので、青春がSTUというか。すごく楽しくてあっという間の4年間でした。

STU48今村美月(C)STU
STU48今村美月(C)STU

今年は4、5月に「ありがとう!STU48号ツアー」(仮)を開催し、瀬戸内の各港へ寄港し公演を行う。同ツアーをもって船上劇場を卒業する。

石田 メンバー1人1人が7県を回れるわけではないんですけど、船自体は7県にたどり着きます。このコロナ禍の中、7県回れるんだろうかって不安があったんですけど、ちゃんと最後に1つ1つ回れるのがうれしいです。

今村 STU48号で最後に7県回れるのはうれしいんですけど、もっと回りたかったなって気持ちも。最後に船とできるツアーということで、たくさんの方に来てもらいたいし、自分たちも今までで一番の船でのツアーができたらいいな。

瀧野 こんなに早い別れが来るのは予想してなくて、すごくさみしいし、改めて何事も永遠にあるものってないんだなって。地元の方は、最後に地元で見られるSTU48号を見てもらえたらうれしいな。

STU48石田千穂(C)STU
STU48石田千穂(C)STU

5年目に突入し、決意を新たにした。

今村 48グループで一番新しいグループだけど、もう新人という気持ちではいられないというか、なくなってきてる。船というSTUの色もなくなってしまうけど、もっとそれに勝る色を出していけたらいいな。

石田 4年目はコロナ禍で、今まで当たり前のようにできていたライブとか握手会とかができなくなったり、オンラインでの開催になったりしたけど、その中でも変わらず応援してくださる方とか、新しく応援してくださる方もいらっしゃって、ありがたいなって。そんなファンの方に5年目はもっと楽しんでもらいたいし、ワクワクしてもらえるようなことをこれからもしていきたいです。

瀧野 アイドルで5年目っていうのはもう初心者じゃないというか、ある程度月日を積み重ねてきた立ち位置になるのかなって思う。引き続き、5年目も瀬戸内のシンボルであるようなグループとして活動していきたいです。

武道館で初の単独コンサートを行い、「独り言で語るくらいなら」を披露したSTU48の石田千穂(中央)
武道館で初の単独コンサートを行い、「独り言で語るくらいなら」を披露したSTU48の石田千穂(中央)

◆瀧野由美子(たきの・ゆみこ)1997年(平9)9月24日、山口県生まれ。愛称「ゆみりん」。血液型O。

◆今村美月 (いまむら・みつき)2000年(平12)2月19日、広島県生まれ。愛称「みちゅ」。血液型O。20年1月にキャプテン。

◆石田千穂(いしだ・ちほ)2002年(平14)3月17日、広島県生まれ。愛称「ちほ」。血液型O。

(2021年3月30日、本紙掲載)