乱獲した魚を扱わない、海洋資源に安全な「サステナブル・シーフード」が注目され始めている。6月5日~同15日まで、初のキャンペーン「サステナブル・シーフード・ウイーク2014」が実施されることになり、東京海洋大客員准教授のさかなクンらがPR発表会を行った。

 国連の調査によると、世界の海で行われている漁業の3割が捕りすぎな状態にあり、5割以上が限界まで漁獲されている。自然環境保護団体WWFの親善大使として登場したさかなクンは「このままだと、2048年には食卓から魚料理が消えるかもしれないという報告もあります。魚たちは、人間に『いいかげんにしなさい』と言っているかもしれない」。定置網漁法など、環境に配慮した日本各地の漁法を紹介し「お魚をいつまでもおいしくいただくために、僕も学んで情報発信していきたい」と話した。

 キャンペーンでは、イオンなど賛同各社によるイベントの実施や、キャンペーンロゴに書かれた2匹の魚の名前を募集するなど、さまざまな発信をしていくという。