大阪の主要百貨店の福袋企画が出そろった。各店とも、富裕層や訪日外国人向けの福袋を充実。高額品からお得感のある福袋まで多彩な品ぞろえをアピールし、年始商戦を盛り上げたい考えだ。

 高島屋大阪店(大阪市中央区)は約3万8000個の福袋を用意し、1月2日から初売りを行う。目玉は純金の大阪城や抹茶茶わんなど計7点が入った福袋で、西暦にちなみ2015万円で販売する。一戸建て住宅(2700万円)の福袋もある。

 外国人向けには、海外で人気が高い象印マホービンのステンレスボトルや弁当箱が入った福袋などをそろえる。

 大丸梅田店(同市北区)は、フランス産高級ワイン6本セット(100万円)を販売。外国人の間で人気のランドセルも売り出す。

 阪急百貨店梅田本店(同)は、スーツやシャツなど計9点をオーダーメードできる男性向け福袋(200万円)を用意。神戸市の老舗ホテル「オリエンタルホテル」のスイートルームで採寸や素材選びなどができる。

 近鉄百貨店本店(同市阿倍野区)は「あべのハルカス」の展望台の貸し切りプラン(30万円)や、ハルカスの高さ(300メートル)にちなんだ300万円の宝飾品セットなどの福袋を売り出す。