実力とルックスを兼ね備えた美人ピアニストとしてクラシック音楽界で話題の中桐望(27)が、デビューアルバム「中桐望/ショパン&ラフマニノフ」(オクタヴィア・レコード)を発売した。

 2012年の浜松国際ピアノコンクールで上原彩子以来の日本人最高位である2位に輝き、東京芸大ピアノ専攻を首席で卒業した実力派として注目を集めている。現在は「ショパンの本質を学びたい」とポーランドに留学している。アルバムでは、大好きなショパンの前奏曲集と、ピアノ演奏の難曲として知られるラフマニノフ「ショパンの主題による変奏曲」を収録。中桐のピアノの音色を堪能できる選曲になっている。

 中桐は「録音という初めての経験の中で、もしかして今の自分にはまだ早かったのではないかと立ち止まりそうになってしまうことが幾度もありました。ですが、未熟なところも含めてこれが今の中桐望。このCDが私のピアニストとしてのスタート地点の標になるといいなと思っています」と話している。