音楽プロデューサーの小室哲哉(56)が22日、フジテレビ系「水曜歌謡祭」に出演。自身が最盛期だった1990年代に“嫉妬”した名曲としてシンガーソングライターの宇多田ヒカル(32)のデビュー曲「Automatic」を挙げ、「ヒカルちゃんが僕を終わらせた」と告白した。

 番組では、小室が90年代に音楽プロデューサーとして手掛けた楽曲が、売り上げ枚数100万枚を超えるミリオンセラーを連発していた同時期に“嫉妬”した曲を5つ挙げ、出演者がそれを歌うという企画が行われた。小室はその一つとして、宇多田の「Automatic」を挙げた。その理由について「凄い難しいグルーブ感で、ヒカルちゃんが僕を終わらせたっていう感じですね」といい、「ここで一度休もう」と決意した一曲だと告白した。同曲は98年にリリースされ、その頃から「小室ブーム」は失速し始めていた。

 その他には、小室が「これはもう負けてもいいや」と思ったというMr.Childrenの「Tomorrow never knows」(94年)やスピッツの「ロビンソン」(95年)、Every Little Thingの「Time goes by」(98年)、SMAP「夜空ノムコウ」(98年)が挙げられた。