竹内まりや(60)が、音楽や演劇界の向上、発展の功労者を表彰する岩谷時子賞を受賞し、27日、都内で行われた授賞式に出席した。竹内は「ただただ感謝でいっぱいです。私の音楽プロデューサーでもある(夫)山下達郎も喜んでおります」とスピーチ。

 作詞家岩谷さんは13年10月に亡くなるまで、「愛の讃歌」「君といつまでも」など数多くのヒット曲や、ミュージカルナンバーを手掛けた。「君と-」は竹内が小学生のころ、初めて譜面を買って弾き語りを練習した思い出の曲だという。竹内は「岩谷さんの歌詞は、大げさな言葉、奇をてらった言葉があるわけではないけど、人の心を強くつかんではなさない。私も普遍的な曲を書けたらいいといつも願っています」。

 ほかに俳優城田優、チェリストの上野通明が奨励賞、ジャズピアニストの前田憲男が特別賞を受賞。