SMAPが18日夜にフジテレビ系「SMAP×SMAP」に生出演して行った解散騒動への謝罪は国民的関心事だった。番組を見た安倍晋三首相や各界の著名人もさまざまな見方を示した。

 安倍首相は19日、参院予算委員会で、民主党斎藤嘉隆議員にSMAPの解散回避について質問されると「多くのファンの方々の期待や願いに応えて、グループが存続することは良かったのではないかと思います」と答えた。首相はさらに「政治の世界もそうだが、同じグループが長年続く上においては、さまざまな課題もあるのだろう」と気遣った。首相は就任前の05年に「SMAP×SMAP」の人気コーナー「ビストロSMAP」に出演。14年にもユニバーサル・スタジオ・ジャパンで行われた記念イベントでメンバーと同席している。

 解散報道を受けて、「キャンディーズ解散にも匹敵する出来事」と話していた石破茂地方創生担当相はこの日、「(存続が決まり)良かったという多くの国民の思いを、メンバーや関係者がどう受け止めるかだ」と今後の活躍に期待感を示した。

 また遠藤利明五輪相は会見で、SMAPが2020東京パラリンピックに関するPR活動に協力していることを踏まえ「これからも応援してもらえれば、パラリンピックは一層盛り上がる」とエールを送った。