故やしきたかじんさん(享年64)が初代キャプテンを務めていた「OSAKAあかるクラブ」は1日、たかじんさんの遺産2億円の寄付を受け、堂島リバーフォーラムで「やしきたかじんメモリアル展」をスタートさせた。

 一昨年1月に亡くなったたかじんさんは、大阪の活性化を望み、遺産の一部を寄付するように遺言。同クラブに2億円、大阪市に3億円、母校に1億円が寄付された。

 ただ、その後、たかじんさんの夫人側から「(夫人と)一緒に違う形でたかじんの遺志を実現したい」として、同クラブに2億円の受領放棄を求める要求があった。クラブ側で話し合い、予定通り受け取ることを決め、一昨年12月に受領を正式決定した。

 いったん、遺産問題は収束したかと思われたが、たかじんさんの娘側から、遺産の相続正当性を主張する「遺留分減殺請求」があり、これについて、同クラブは「すでに、2億円の一部を長女に返還しました」と説明。今回のメモリアル展が実現できたことを明らかにした。