MBS(大阪市北区)出身でフリーの子守康範アナウンサー(55)が21日夕、大阪市内で、23日発売の週刊新潮に自身の不倫問題が掲載されることを受け、謝罪会見を開いた。

 子守アナはまず、この日の同局ラジオ「子守康範 朝からてんコモリ!」(月~金曜午前5時)でリスナーにおわびした。そして夕方、あらためて取材対応。芸能界では年明けからベッキー、桂文枝らの不倫騒動が頻発しており、子守アナは「脇が甘いなと思いながら番組で(芸能ニュースを)放送してきましたが、自分も何と脇が甘いんだろうと…」と言い「リスナーの信頼、期待を裏切った。何と浅はかだったんだろうと思う」と平謝りした。

 子守アナによると、相手の女性は飲食店経営の40代一般女性Aさん。昨春、Aさん経営の店へ昼食をとりに行き、感想を述べるなどしていたところ、共通の知人がいると判明。Aさんから悩みの相談を受けるうち、連絡を取り合う仲になったという。

 「出会いから1カ月ほど後に、初めて2人で食事に行きました。そして、別の日、去年の5月ぐらいだったと思いますが、別の店へお酒を飲みに行き、2人でホテルに行きました」

 その後しばらく、LINEなどでやりとりしていたが「去年の冬頃から、会う回数が減っていたのは事実」と言い、年明けから芸能界で不倫ニュースが相次ぎ、身を顧みて「距離を置こうと思い、2月、3月、4月ごろは連絡をとっていなかった」と話した。

 それ以前にAさんからは「あなたに迷惑をかけるつもりはないから、LINE(などのやりとり)は消しておいてと言われ、私はそのようにしていた」と明かしたが、Aさんは送信内容を残していたようで、週刊新潮はその内容を把握しているという。

 「今年になっても、向こうから『どうやったら会ってくれますか』などと連絡があったが、返信していなかった。3週間前には(自宅が遠方のため、仕事用の仮住まいを兼ねた)事務所にいらしていたが、会わないようにしていた」と子守アナ。直近まで携帯電話にもAさんから着信があったが、返していなかった。

 そんな折り、今月19日の父の日に週刊新潮の記者から連絡があり、Aさんが告白した不倫概要を告げられた。

 「詳細は記憶違いはあるかもしれないが、そういう関係があったのは事実」として不倫を認め、妻(55)に報告。謝罪したが「あんた、何考えてんの? と、こっぴどく叱られた」。くしくもその夜、長男(27)と長女(25)が、父の日ということで妻と家族4人で会食の席を用意してくれたが子守アナは「全く味を覚えていない」と振り返った。

 「今思えば(Aさんは)会ってほしかったんだろうと思う」と言い、別れるにあたって「きっちりと話をしていなかったのも事実で、連絡を避けるようになっていった形」という。今後の関係について、Aさんとの間で認識の違いがあったことが、今回の不倫発覚につながったようだ。

 この件を長女は「一生、許してくれないと思う」と肩を落とし、妻からは「あんた(不倫が報じられるほど)ほんまに有名なん?」とキツイ一言も浴びた。「僕自身も『本当に僕の話なんですか?』と(新潮の)記者に聞き返したぐらいです」と驚きを隠せない。

 子守アナは85年にMBS入社。198センチの長身で話題を集め、テレビでは名物番組「あどりぶランド」、ラジオでも「MBSヤングタウン」などの人気番組を担当して活躍した。99年に退社し、現在はフリーアナウンサーとして活動しつつ、映像制作会社の社長も務めている。

 妻はいったん謝罪を受け入れているようだが、それでも「一段落したら、ちゃんと話し合いましょう」とも告げられという。2メートル近い長身の子守アナは、身長約160センチの妻に「もう一生、頭を上げられないと思う」と話し、背をすぼめていた。