SMAP中居正広(43)が、TBS系のリオ五輪メインキャスターに決まったことが6日、分かった。04年のアテネ大会から続いて、夏季・冬季を通じて7大会連続での就任となった。

 五輪キャスター歴は10年を超えた。毎大会、親しみやすいリアクションや的確なリポートで、TBSの「五輪の顔」となっており、今大会も国内外のトップアスリートたちと視聴者の橋渡し役を担う。同局の板倉孝一プロデューサーからも「スポーツに対する造詣と愛情、アスリートに対する敬意と優しさ、すべてにおいて中居さんは“日本一のメインキャスター”です」と信頼を寄せられている。

 現在、中居は同局内で五輪放送制作スタッフ陣らと勉強会を重ねており、出場が決まったばかりの各競技のアスリートや記録などについて、猛勉強中という。「アスリートの皆さんの人生を懸けた大一番を、こんなに長く伝えてこられたことが、光栄なことであり幸せです」と喜んでいる。

 今年のTBS五輪放送のテーマは「感謝」。それにちなんで、同局の五輪テーマソングにはSMAPの「ありがとう」が使われることになった。中居は「アスリートに力をもたらす感謝の気持ちにフォーカスを当てる今回は、これまでとはまた違った形でオリンピックを楽しめると思います。女子マラソン代表の福士加代子選手、伊藤舞選手、田中智美選手には特に注目していきたいです。世界中から集まってきたすべてのアスリートに心から『感動をありがとう』と言えるような放送にしたいです」と話した。

 同局では柔道やサッカー、競泳、女子マラソン、ボクシングなどを放送予定。中居とともに情報を伝えるスペシャルキャスターにはシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子氏(44)が就任した。