18日に都内で行われた作曲家船村徹氏(84)の「受章を祝う会」の発起人の1人、北島三郎(80)は「来るなって言われても来ますよ」と喜びを語った。

 昨年5月に心臓の人工弁置換手術を受けた船村の姿に「元気でホッとした。うれしい。歌手北島三郎のオヤジはこの方です。私たちはお師匠さんの子どもですから。胸が熱くなる。もっともっと頑張って欲しい」と涙声で心から祝福した。

 62年のデビュー年に作ってくれた出世作が「なみだ船」。北島は「この曲から芸能界という荒波を航海している」と感謝の言葉を続けた。

 普段は弟子をほめない船村氏だが、昨年、北島をほめたという。「うれしくなっちゃった」と照れる北島に、船村氏は「入院をしていて北島の曲を聴いた。いい歌をやっているな。大したもんだ」と、目を細めながら“国民的な歌手”に育った愛弟子を見つめた。