声優の野沢雅子が、ビデオゲームの声優として23年間、出演し続けたことで、2つのギネス世界記録に認定され、31日に都内でギネス世界記録認定式が行われた。

 野沢は86年からフジテレビ系で放送が始まったアニメ「ドラゴンボール」シリーズで主人公の孫悟空、息子の悟飯と悟天の3人を演じている。そして、バンダイナムコエンターテインメントが、現在までリリースしている一連の「ドラゴンボール」シリーズのゲームで、23年218日にわたって孫悟空の声を演じている。

 野沢は、今回のギネス記録認定に「うわー、本当にうれしい。健康で良かった。健康で長く続けられたから。ギネス記録を、って言っていたんだけど」と言い、満面の笑みを浮かべた。 英国ロンドンに本社を置くギネス・ワールド・レコーズ社は今回、野沢について

 (1)Longest time in the same videogame role (ひとつのビデオゲームのキャラクターを最も長い期間演じた声優)

 (2)Longest-serving videogame voice actor (ビデオゲームの声優として活動した最も長い期間)

の、2つのギネス世界記録を認定した。認定した時期は、16年10月15日だという。

 この日は、フジテレビ系で放送中の「ドラゴンボール超」(日曜午前9時)の新オープニング曲「限界突破サバイバー」を歌う、歌手の氷川きよし(39)がお祝いに駆けつけた。氷川にとって初のアニソンで「こぶしは回しませんが、子どもの頃から好きな作品の主題歌を歌わせていただき、願いがかなった。父とのコミュニケーションの場が『ドラゴンボール』。この間、福岡に帰って歌うと言ったら、喜んでくれた。親孝行できました」と笑みを浮かべた。【村上幸将】